福岡 乃愛 スポーツ科学部 【令和3年入学】
出身校:兵庫県・三田学園高校
私は兵庫県三田学園高校から、アスリート選抜入試で早稲田大学スポーツ科学部スポーツ科学科に入学しました。
中学時代、1年生の時しか全中に出場することが出来ず、全日本ジュニアでも全く成績を残すことが出来ませんでした。そして、高校生となった1年生のインターハイの時、偶然に早稲田大学を紹介していただきました。当時は、勉強にも力を入れていたため、高校1年の冬頃までは、地元に近い国公立大学を受験し、その大学の卓球部に所属して、その環境で、ある程度の成績を残せる選手になろうと考えていました。
しかし、高校1年の冬に早稲田大学の練習に参加させていただき、練習の雰囲気も良く、また部員の方々も温かく迎えて下さり、このチームでプレーしたいと感じました。また、同時期に高体連の春季合宿で良い成績を残すことができ、海外遠征に参加させていただくことができました。そこで、自分よりも上の世界や、高い意識でプレーする選手と出会い、もっと卓球で上位を目指したいと思い、日本一を目指すことが出来る早稲田大学に入りたいと強く感じました。
当初は、アスリート選抜入試を受けることが出来る卓球の成績がなく、自己推薦入試か、共通テスト利用入試での入学を考えていました。したがって、普段の学校の課題に一つ一つ丁寧に取り組んだり、また、帰り道の電車の中で毎日リスニングの練習をしたり、英単語を覚えたりしていました。卓球の練習もあるため、幅広い教科の勉強をするよりも、早稲田大学の入試に必要な教科の配点を調べたりして効率よく勉強できるように工夫していました。加えて、自己推薦入試を受ける時のために、ニュースを見て自分の意見を持って考えるようにしていました。
高校2年生の国民体育大会で5位という成績を残すことができ、監督からアスリート選抜入試で受けることが出来るという連絡を頂きました。しかし、私が受験をする年はコロナウイルスにより大会が中止になったりしていたため、入試の内容が大幅に変わっていたため、入試結果が出るまで本当に不安でした。
そのため、自己推薦入試のための小論文の指導を早稲田大学の先輩方が丁寧にしてくださり、また、学校でも先生方に協力していただき、他の授業の課題と並行して、週に2回ほど小論文の過去問を解いていました。そのため、自己推薦入試で受けるための準備も十分に出来ていました。
アスリート選抜入試の対策としては、面接練習と小論文の作成を行いました。面接はZOOMと対面と2回あったのですが、特にZOOMの面接練習では何度も監督に協力いただき、指導していただきました。また、学校の先生方にも何度も面接練習をしていただき、コロナウイルスに関連する質問や、アドリブの質問もして頂きました。さらに、部屋に入る時の入室の仕方や、声の大きさ、表情なども指導して頂きました。加えて、小論文の作成には、国語の先生に手伝っていただきました。
入試当日は、不安な気持ちもありましたが、友達や家族から応援のメッセージをもらい、元気を出すことができ、また、しっかり対策してきたことを出し切れれば大丈夫だと自分を信じて、面接に挑むことが出来ました。そして、無事合格のお知らせを頂くことが出来ました。
このように早稲田大学に入学できたのは、私が「早稲田を目指したい」と言った時に、全く反対せず、叱咤激励をしながらもいつも応援し、背中を押してくれた両親、合格するために多くの協力やご指導を頂いた先輩方や早稲田の監督、いつも応援してくれた友人がいたからだと思います。
これからも感謝の気持ちを常に持ち、高いレベルで練習ができるこの環境で、今まで支えて下さった方々に恩返しができるように、また良い結果を出せるように精一杯努力していきたいと思います。また、人間的にも応援され、尊敬されるような選手になれるように精進していきます。
※従来の「スポーツ推薦入試」は、2019年度入試より「総合型選抜Ⅱ群(アスリート選抜入試)」に改称されました。
https://www.waseda.jp/fsps/sps/news/2018/04/27/4450/