顧 琳婧 スポーツ科学部 【令和3年入学】
出身校:愛知県・桜丘高校

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私は自己推薦入試を経て早稲田大学スポーツ科学部スポーツ科学科に入学しました。自己推薦入試は併願受験が可能だったので、私はスポーツ科学部と社会科学部の2つの学部を受験し、スポーツ科学部に合格することができました。

私は6歳から卓球を始め、小学校の時に「All China」という大会で優勝して、ナショナルチームに入る選択肢もありました。しかし、卓球だけではなく学業にも力を入れたいという思いから、公立中学校に進学し、高校から日本に留学しました。
高2の冬には憧れであった早稲田大学の練習に参加させてもらえるようになりました。監督から自己推薦入試に関する説明を受けた私は、失敗するかもしれないリスクを負ってでもチャレンジしたいと思い、高校3年の4月に早稲田大学への受験を決めました。
高3の夏から、先輩方や周囲の方々のアドバイスをもとに、最初は小論文と時事対策のため、新聞の天声人語の書き写しや、要約を理解することから始めました。
論文はとにかく書いて慣れること、そして様々な題材に触れて自分の知識と見識を広げるように意識しました。過去問を解くだけでなく小論文のテーマを自分で設定して、制限時間内で書けるように練習したり、面接の練習や対策を行ったりしました。また、受験直前の一週間で、普段あまり関わりの少なかった先生にもお願いをして、面接練習をしていただきました。少しずつ力をつけることができた私は、無事に早稲田大学スポーツ科学部に合格することができました。

リスクの高い道を選んだ自分を全力でサポートしてくれた両親、受験に出発する前日まで熱心な指導をしてくださった学校の先生方、二次試験前日に大学で面接の指導をしてくださった早稲田大学卓球部関係者の方々など、たくさんの人に支えられた事が合格の大きな要因であると感じています。
合格発表の際に自分の受験番号を見つけたときは本当にうれしく、それまでの不安が喜びと感動に変わりました。頑張って挑戦してよかったと心から思えた瞬間でした。それまでにご指導と応援をしてくださった先生方や卓球部の監督、いつも励ましてくれた友人、そしてどんな時でも私を信じ、離れていても一番近くで支えてくれた両親には感謝してもしきれません。
今は、早稲田大学に入ってよかったと思う瞬間がたくさんあります。インカレで優勝する事ができ、感動もたくさんもらいました。今後は、この恵まれた環境に感謝して、チームのグランドスラム達成に貢献できるよう、また個人としても結果を残せるよう努力していきたいと思います。文武共に更に高いレベルを目指し、努力していきたいと思います。

【自己推薦入試とは?】

儀間 望 スポーツ科学部 【令和3年入学】
出身校:東京都・桐朋高校

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私は高校3年生の8月後半まで部活を続け、高校生最後の都大会が終わってから受験勉強中心の生活に切り替えました。
中学受験を終えてからまともに勉強しておらず、机に向かう習慣がないこと、及び理数系の学問に滅法弱いことから、私立文系の受験で必要な科目である英語と国語と社会の3科目のみを勉強することを決めました。
英語では単語帳の内容をあらかた覚えてから、文法にはあまり触れずに長文読解を始めました。英語の試験で直接文法知識を問うてくる大学もありますが、早稲田大学や共通テストでは文法問題はほとんど出題されないので、受験勉強にあまり時間を割けない方は、英語の勉強では長文読解のみに注力することをおすすめします。
しかし、文法知識をおさえることでよりスムーズに長文読解が出来るようになるという主張をしている講師の先生もいます。どの科目にも言えると思いますが、皆さん自身が出来る勉強方法を確立してくださるのがベストだと思います。
国語では、普段はあまり耳にしないものの現代文で頻出する単語の意味を確認してから問題演習に取りかかりました。私大文系の国語では選択式問題がほとんどなので、選択肢を素早く吟味出来るようになると良いと思います。
社会科では世界史を選択したのですが、塾で課される世界史の宿題やテストなどに対し全く精を出せず、結局、世界史の知識が全くない状態で試験本番に臨んでしまったことが、私の大学受験における1番の失敗です。3科目の合計で合否が決まるのにも関わらず、そのうちの1科目を全く勉強しなかった怠惰な姿勢を思い返すと、今でも両親に対して申し訳ない気持ちになります。
しかし、私は共通テストにおいて世界史だけでなく倫理も選択しており、倫理では高得点を出すことが出来ました。世界史や日本史は、時代、場所、人、出来事全てを対応させて把握する必要がありますが、倫理は人物と発言を結びつけて覚えるだけで点が取れるので、早稲田大学スポーツ科学部の競技歴入試や、他の私立大学の共通テスト利用の受験を考えている方には非常におすすめ出来る科目です。

また、早稲田大学スポーツ科学部の一般入試では小論文が受験科目に含まれています。英語や国語、社会科を勉強しながら小論文の対策に時間をかけることはなかなか難しいと思いますが、自分が良いと感じた小論文の参考書を読み込み、内容を消化することで、小論文を実際に書く時に、得た知見を自分の言葉で記せるようになると良いと思います。
私はこの作業をあまり行えなかったのですが、自己推薦などで早稲田大学を受験することを考えている方には是非早いタイミングで自分にしっくりくる参考書を探すことをおすすめします。

私は今、早稲田大学スポーツ科学部の競技歴入試 私は今、尊敬する先輩方や共に支え合っていく同期たちに囲まれながら、充実した大学生活を送ることができています。
早稲田大学卓球部は、選手の競技レベルに関わらず、入学および入部を希望する方へのサポートにも力を入れています。受験を乗り越え、共に卓球を頑張って最高の大学生活を楽しみましよう!

【一般入試とは?】

福岡 乃愛 スポーツ科学部 【令和3年入学】
出身校:兵庫県・三田学園高校

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私は兵庫県三田学園高校から、アスリート選抜入試で早稲田大学スポーツ科学部スポーツ科学科に入学しました。
中学時代、1年生の時しか全中に出場することが出来ず、全日本ジュニアでも全く成績を残すことが出来ませんでした。そして、高校生となった1年生のインターハイの時、偶然に早稲田大学を紹介していただきました。当時は、勉強にも力を入れていたため、高校1年の冬頃までは、地元に近い国公立大学を受験し、その大学の卓球部に所属して、その環境で、ある程度の成績を残せる選手になろうと考えていました。
しかし、高校1年の冬に早稲田大学の練習に参加させていただき、練習の雰囲気も良く、また部員の方々も温かく迎えて下さり、このチームでプレーしたいと感じました。また、同時期に高体連の春季合宿で良い成績を残すことができ、海外遠征に参加させていただくことができました。そこで、自分よりも上の世界や、高い意識でプレーする選手と出会い、もっと卓球で上位を目指したいと思い、日本一を目指すことが出来る早稲田大学に入りたいと強く感じました。

当初は、アスリート選抜入試を受けることが出来る卓球の成績がなく、自己推薦入試か、共通テスト利用入試での入学を考えていました。したがって、普段の学校の課題に一つ一つ丁寧に取り組んだり、また、帰り道の電車の中で毎日リスニングの練習をしたり、英単語を覚えたりしていました。卓球の練習もあるため、幅広い教科の勉強をするよりも、早稲田大学の入試に必要な教科の配点を調べたりして効率よく勉強できるように工夫していました。加えて、自己推薦入試を受ける時のために、ニュースを見て自分の意見を持って考えるようにしていました。
高校2年生の国民体育大会で5位という成績を残すことができ、監督からアスリート選抜入試で受けることが出来るという連絡を頂きました。しかし、私が受験をする年はコロナウイルスにより大会が中止になったりしていたため、入試の内容が大幅に変わっていたため、入試結果が出るまで本当に不安でした。
そのため、自己推薦入試のための小論文の指導を早稲田大学の先輩方が丁寧にしてくださり、また、学校でも先生方に協力していただき、他の授業の課題と並行して、週に2回ほど小論文の過去問を解いていました。そのため、自己推薦入試で受けるための準備も十分に出来ていました。
アスリート選抜入試の対策としては、面接練習と小論文の作成を行いました。面接はZOOMと対面と2回あったのですが、特にZOOMの面接練習では何度も監督に協力いただき、指導していただきました。また、学校の先生方にも何度も面接練習をしていただき、コロナウイルスに関連する質問や、アドリブの質問もして頂きました。さらに、部屋に入る時の入室の仕方や、声の大きさ、表情なども指導して頂きました。加えて、小論文の作成には、国語の先生に手伝っていただきました。
入試当日は、不安な気持ちもありましたが、友達や家族から応援のメッセージをもらい、元気を出すことができ、また、しっかり対策してきたことを出し切れれば大丈夫だと自分を信じて、面接に挑むことが出来ました。そして、無事合格のお知らせを頂くことが出来ました。

このように早稲田大学に入学できたのは、私が「早稲田を目指したい」と言った時に、全く反対せず、叱咤激励をしながらもいつも応援し、背中を押してくれた両親、合格するために多くの協力やご指導を頂いた先輩方や早稲田の監督、いつも応援してくれた友人がいたからだと思います。
これからも感謝の気持ちを常に持ち、高いレベルで練習ができるこの環境で、今まで支えて下さった方々に恩返しができるように、また良い結果を出せるように精一杯努力していきたいと思います。また、人間的にも応援され、尊敬されるような選手になれるように精進していきます。

※従来の「スポーツ推薦入試」は、2019年度入試より「総合型選抜Ⅱ群(アスリート選抜入試)」に改称されました。
https://www.waseda.jp/fsps/sps/news/2018/04/27/4450/

【アスリート選抜入試とは?】

中島 彩希 スポーツ科学部 【平成31年入学】
出身校:福井県立敦賀高等学校

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私は、福井県立敦賀高等学校から自己推薦入試でスポーツ科学部スポーツ科学科に入学しました。

小学1年生から卓球を始め、中学生の間までは全国で活躍することを目標に、卓球中心の生活を送っていました。しかし、中学生の頃から大学進学も視野に入れていたので、卓球もできて、普通科のある高校に進学しました。国公立大学進学を目指す特進コースに在籍しながら、文武両道を心がけていました。

私が早稲田大学を受験しようと決めたのは、高校3年生になってからでした。インターハイ予選などを終えて、卓球を続けたいと思うようになりました。そして、卓球を続けるなら早稲田大学がいいなと思いました。早稲田大学に何度か練習に参加させていただいた時に、チームの雰囲気がすごくいいなと感じていたからです。

インターハイや国体を控えていたので、国体が終わるまでは、小論文のネタ本を読んだり、ニュースをよく見るようにしました。国体が終わると、顧問の先生方に小論文と面接の指導をしていただきました。私の学校では、小論文や面接を個別指導していただけるので、とても恵まれた環境でした。小論文では過去問を解くことから始めました。1つ解く度に顧問の先生や小論文が得意な担任の先生に添削をしていただき、また問題を解くことを繰り返しました。二次試験前日には、早稲田大学卓球部関係者の方々に面接指導もしていただきました。そして、今まで解いた過去問を見直したり、面接についてはマインドマップを作成したりと、出来ることは全てやって試験に望みました。試験当日は落ち着いて自分の力を出し切ることができたと思います。そして、無事にスポーツ科学部に合格することができました。

このように、自分の力を出し切り合格することが出来たのは、両親だけでなく指導や応援をしていただいた先生方、早稲田大学の先輩方や友人などたくさんの支えがあったからです。入部してからは、レベルの高い練習や、先輩方や仲間から色々な刺激を受けて毎日充実した日々を過ごしています。大学生活を通して、卓球の技術向上だけでなく人として成長できるように様々なことに挑戦していきたいです。

【自己推薦入試とは?】

甚田 翔風 スポーツ科学部 【平成31年入学】
出身校:東京都・明治大学付属中野高等学校

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私が通っていた明大付属中野高等学校は卓球に力を入れており、部活動は毎日遅くまであり、高校生活は卓球が中心になっていました。その結果、3年時にはダブルスでインターハイに出場することができました。私の高校は大学の付属校でほとんどの生徒は付属の大学に進学します。しかし当時私は学業の成績があまり良くなく、2年生の秋の時点では付属の大学に進学することは難しい状態にありました。そこで私はセンター試験を用いた早稲田大学スポーツ科学部の入試方式を知りました。とても困難な挑戦だとは思いましたが、私はセンター試験に向けて勉強を始めることを決意しました。

私は2年生の冬から少しずつですが勉強を始めました。始めに私は学校から近い塾に入塾しました。まだ部活動が忙しく、この時期は勉強に力を入れることがなかなかできませんでした。毎日部活が終わった後は塾の自習室に行き、少ない時間ではありましたが勉強の習慣をつけるようにしました。3年生の夏のインターハイが終わり、卓球部を引退してここから早稲田大学入学を目指して勉強が中心の生活になりました。学校の授業が終わったらまっすぐ塾に行き、毎日閉塾時間までは勉強するようにしました。勉強することはとても苦痛でしたが、どんなことでも妥協せず、決めた目標に向けて努力をし続けました。その結果、徐々に成績は上がり、無事早稲田大学スポーツ科学部に合格することができました。

早稲田大学に入学し、卓球部に入部してからはとても充実した日々を送っています。厳しい受験期間を乗り越えるためには、何事も諦めずに自分を信じて過ごすことがとても大切だと思いました。また、両親や卓球部の顧問の先生など多くの方々からのサポートを頂いたからこそ乗り越えることができたのだと思います。大学生活では文武両道を目指し、充実した生活を過ごしていきたいと思います。

【センター試験利用入試とは?】

曽根原 睦 スポーツ科学部 【平成31年入学】
出身校:東京都・文化学園大学杉並高等学校

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私は小学生の頃から早稲田大学に憧れを持っていて、高校進学の際に志望校として意識するようになりました。高校では特進コースに所属していましたが、引退するまでは勉強というよりも部活中心の生活を送っていました。高校3年のインターハイ終了後から受験勉強を開始しましたが間に合わず、1年目の受験では第1志望だった早稲田大学は不合格、第2志望の大学からしか合格をいただけませんでした。浪人をするかそのまま合格した大学に進学するか悩みましたが、周りの人達の後押しもあり、もう1年だけチャレンジしてみようと思いました。しかし、浪人はとてもリスクも高いし金銭的に負担も大きいので保険をかけ、もし2年目がだめだったら3年目のチャレンジはせずに、合格した大学を4年で卒業するという事を親と約束し、仮面浪人をすることを決めました。

塾や予備校には通わず、完全な独学でのチャレンジに踏み出しました。最初のうちは効果的な勉強法が分からず、インターネットで勉強法を探すだけで1日が終わってしまう日もありました。周りに仮面浪人だということを打ち明けられなかったので苦しい時に相談できる人も少なく、心が折れそうな時期もありましたが、早稲田に合格した自分を想像して最後までやりきることができました。

早稲田大学に入ったら充実した日々が待っています。私は浪人を経ての入学だったので部に馴染めるか不安でしたが、自分が思うほど周りは気にしていないので、浪人を経て入部を考えている方も心配は無用です。是非、支えてくれている周りの人達への感謝を忘れずに頑張ってください。

【センター試験利用入試とは?】

宮木 宏輔 商学部 【平成31年入学】
出身校:京都府・東山高等学校

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私は指定校推薦で早稲田大学商学部に入学しました。私は京都府東山高校にはスポーツ推薦で入学しました。東山高校は全国屈指の伝統校で、全国制覇を目標に高校生活の大半を卓球に充てていました。私はインターハイに出場したこともあり、高校2年生の時にはスポーツ推薦での大学進学を考えていました。指定校推薦に早稲田大学の枠があるのは当時から知っていましたが、レベルが高く、何より卓球をすることを一番に考えていたので指定校推薦で進学しようとは思っていませんでした。しかし、指定校推薦に必要な勉強の成績は満たしていたので、周りの人から指定校推薦で早稲田を受けた方が良いと勧められてはいました。しかし、早稲田大学の場合は入学してからの勉強の面に不安があり、他大学からスポーツ推薦の話も頂いていたので、やはり他大学へのスポーツ推薦で進学しようと考えていました。しかしながら、周りから勧められ続けるうちに早稲田大学に進学した方が良いのではないかと思うようになりました。そして高校3年生になる直前まで迷いに迷った末、周りの人の勧めもあり早稲田大学進学を目指すことに決めました。

指定校推薦での進学は定期試験の成績が大切になります。したがって勉強に力を入れなければなりません。私は親の教えもあり高校1年生の頃から定期テストだけは力を入れていたこともあり、定期試験では平均80点から90点を取ることができたので、早稲田大学商学部に指定校推薦で進学することができました。

早稲田大学に進学が決定してから、私は卓球を高校で辞めようと考えていました。高校でこれ以上出来ない程の努力をし、2年生の選抜では全国優勝校をあと一点まで追い詰めることができたので、もう悔いはありませんでした。しかし、高校の卒業生の方々や恩師に卓球を続けることを勧められ、現在大学でも卓球を続けています。先輩方にもよくしていただき、今となっては卓球部に入部して良かったと思っています。

早稲田大学に入学してからはレベルの高い学習内容に悪戦苦闘しながらも、卓球との両立を目指し生活しています。単位を取得し、卓球でのレベルアップを目標に毎日頑張っていきたいと思います。

【指定校推薦入試とは?】

大野蓮 社会科学部 【平成30年入学】
出身校:島根県・出雲北陵高校

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私は、島根県出雲北陵高校から自己推薦入試で早稲田大学社会科学部に入学しました。受験するきっかけとなったのは、高校三年生の時、卓球部の監督に自己推薦入試という入試制度で早稲田大学にチャレンジできるという話を聞いた事でした。私自身卓球の成績もそれほどなく、学業の面でも特別に力があるわけではなかったのでリスクの高い受験だという事は十分に理解していました。ですが、実際に早稲田大学のキャンパスを見に行って説明を受けたり、早稲田大学卓球部の先輩方の話を聞いたりしていくうちに早稲田大学に何としても合格したいという気持ちが強くなり受験を決意しました。

本格的に受験に向けて準備を始めたのが三年生の最後のインターハイが終わってからでした。まずは一次の書類審査に合格するために資格を取るための勉強を中心に始めました。そして資格を取ってから二次試験の小論文、面接の準備を同時進行で取り掛かりました。小論文は最初に書き方の基礎を徹底的に勉強し、後はとにかく過去問を解きました。そして国語科の先生に細かく添削をして頂き、修正しては過去問を解く、の繰り返しでした。あとは時事問題に関する事がテーマとして出題されても大丈夫なように空き時間を見つけてとにかく新聞を読むようにしました。面接に関しては自信があったため、あまり時間を費やしませんでした。どちらかと言えば話すことより姿勢や正しい入退室の仕方などに時間を使いました。それは中高での部活動や生徒会活動で、たくさんの人とコミュニケーションをとってきた事で自然に養われていった事だと感じています。私は高校で生徒会長を務めていました。その経験は色々な面で役立ったなと自負しています。

受験の一週間前くらいに普段あまり関わりの少なかった先生にお願いをして、面接練習をして頂きました。そこではとにかくアドリブでいかに上手く話ができるかというのを意識していました。そして受験対策の最後の総仕上げとして、小論文は練習でのミスを同じようにやってしまわないように今まで解いてきた問題を読み返すようにしました。面接では歩く姿勢やドアの開け方など細かい確認をしました。受験当日は緊張のあまり練習してきた事が上手く出せるか不安な面もありましたが、開き直った気持ちで受験に臨んだ結果、無事に合格する事ができました。これは顧問の先生をはじめとするたくさんの先生方、そして暖かく見守り、応援し続けてくれた家族や友人の力があったからこそだと思います。

合格した時はほっとする気持ちと、ここからがスタートだという気持ちの両方が混合していました。入学してただ卒業して終わりでは意味がありません。常に目標や夢を持って、有意義な学生生活を送れるように頑張っていきたいです。そしてこれからも卓球や勉強、そして何より人間として更に成長できるように日々精進していきます。

【自己推薦入試とは?】

坂本新之介 社会科学部 【平成30年入学】
出身校:岡山県・関西高校

18_sakamoto.jpg私は岡山県の私立関西高等学校から自己推薦入試で早稲田大学社会科学部に入学しました。しかし私は高校二年の時までは関西地方の大学にスポーツ推薦で進学するつもりでした。早稲田大学の受験を決意したきっかけは、高校三年生への進級直前の全国高等学校選抜大会の会場で早稲田大学の入試担当の方に受験を勧めていただいた事です。それ以降も高校の監督をはじめ周囲の人からも勧められましたが、当初の自分の考えとしてはリスクを冒してまで受験する必要はないと考えていました。しかし悩んでいるうちに早稲田大学に入学することを諦めてスポーツ推薦で関西地方の大学に進学することは妥協案なのではないかと考えるようになりました。このような経緯から結果的に早稲田大学を受験する事を決意しましたが、とりあえずは最後インターハイが終わるまで卓球に尽力しました。そして引退してすぐに受験勉強に取り掛かりましたが、高校もスポーツ推薦で進学した私に受験を切り抜けられる自信はなく、すぐに小論文専門の塾に通い始めました。その塾で毎日小論文の対策と志望理由書の作成を行い、漸進的に小論文等のノウハウを習得していきました。

毎日の反復的な学習を経て自分なりに万全な状況で受験に向かいましたが、早稲田大学を受験すると同時に滑り止めとして併願していた大学には全て落ちてしまいました。自己推薦入試の厳しさに直面し、精神的にも状況としても最悪でしたが、併願していた大学での受験から経験を得ているはずだと前向きに考え、開き直って最後の受験に挑みました。私は社会科学部のみの受験で不安な気持ちはとても大きかったのですが、最終的には自分の辛かった思いも実を結び、晴れて早稲田大学社会科学部に合格する事ができました。この合格の裏には、まずリスクの高い道を選んだ自分を全力でサポートしてくれた両親、受験に出発する前日まで熱心な指導をしたくださった塾の先生や、二次試験前日に大学で面接の指導をしてくださった早稲田大学卓球部関係者の方々など、様々なサポート環境に恵まれた事が大きな要因であると感じています。

早稲田大学に入学してからは高水準な学習環境と全国的にもレベルの高い部活動の双方から刺激を受け、本当に充実した生活を送る事ができています。これからも文武両道を念頭に置き、生活していきたいです。

【自己推薦入試とは?】

笹尾明日香 社会科学部 【平成30年入学】
出身校:神奈川県・横浜隼人高校

18_sasao.jpg私は、横浜隼人高等学校から自己推薦で早稲田大学社会科学部に入学しました。自己推薦入試では当時3つの学部の併願受験が可能でした。私は3学部とも受験し、社会科学部、教育学部(※)、スポーツ科学部に合格する事ができました。教育学部は教育に、スポーツ科学部はスポーツ科学に、それぞれ関連した内容の勉強になってしまうので、より幅広く学び、興味・関心を深めたいと思い、社会科学部を選択しました。

私は5歳から卓球を始め、中高一貫校の卓球部で6年間全国大会上位進出を目標に練習に励んでいました。また高校では国公立大学進学を目指す特別選抜コースに所属し、文武両道を心がけていました。そうした中で、早稲田大学の先輩方の全員がそれぞれ目標を持って卓球に真摯に取り組む姿や、チームの雰囲気を見て憧れを抱き、受験を決意しました。

インターハイが終わった後も国民体育大会があったので、それまでは小論文のネタ本や新聞、書き方を説明した本を読むにとどめていました。国民体育大会が終わった後からは本格的に受験に力を入れ、卓球場や自宅で小論文対策や面接対策をしました。3つの学部それぞれ形式やテーマが違うので、それに合わせた対策をするのは大変な面もありましたが、早稲田大学社会科学部を卒業し、出版関係の仕事をされていた経験のある顧問の先生に小論文の添削や、面接練習など手伝っていただいた事で、合格に近づく事ができました。小論文では自分の得意の形を作っておく事、面接では自分の一番の強みをしっかりとアピールする事が重要だと学びました。

今回の受験にあたり、指導・応援してくださった先生方、両親、友人、早稲田の監督や先輩方には本当に感謝しています。入部してからは憧れの早稲田で高い意識の中で練習でき、尊敬する先輩方や仲間と充実した毎日を過ごしています。新人戦、春季リーグ戦、インカレと優勝する事ができ、感動ももらいました。今後は、この恵まれた環境に感謝して、チームのグランドスラム達成に貢献できるよう、また個人としても結果を残せるよう努力していきたいと思います。

※教育学部においては、2019年度入試(2019年4月入学者選抜の入試として、2019年3月に高校を卒業見込みの者を対象)より、「自己推薦入試」が廃止されます。

【自己推薦入試とは?】

内田紘平 スポーツ科学部 【平成30年入学】
出身校:北海道・北海道科学大学高校

18_uthida.jpg私が通っていた高校は卓球に力を入れている学校で、生活の中心にはいつも卓球がありました。私は高校に入学する前から、卓球のレベルが高いとともに自分の夢であるアスレティックトレーナーを目指すことができる早稲田大学に進学したいと考えていました。高校では文武両道を目指して生活する中で苦しい時期が続きましたが、最終的には3年時にインターハイに出場することができました。勉強面では、授業に集中できない時や、寮に戻っても勉強する気になれない日々は多々ありました。しかし文武両道を目指せる環境に入れてもらいながら、一方を言い訳にもう一方の手を抜く事は絶対にしたくなかったので、支えてもらった人への感謝の気持ちで最低限の学力を保つ事はできました。

8月に部活動を引退してからはセンター試験利用入試(競技歴)に照準を合わせて受験勉強を開始しました。この入試方法は、自分がずっと続けてきた卓球と勉強の両方を活かす事ができるものだと感じたからです。

受験期には、合格に向けて1分も無駄にしないという気持ちで前向きに継続することができました。当初受験勉強は過酷なものだと覚悟していましたが、勉強は面白いものだという親の教えもあり、勉強自体への苦手意識がなかったことがプラスになったと思います。

早稲田大学の卓球部は部活動中の雰囲気も良く、今は尊敬できる仲間たちと充実した日々を送っています。これからもこの大学で文武両道を目指していきたいと考えています。

【センター試験利用入試とは?】