【自己推薦入試】 大野蓮

大野蓮 社会科学部 【平成30年入学】
出身校:島根県・出雲北陵高校

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私は、島根県出雲北陵高校から自己推薦入試で早稲田大学社会科学部に入学しました。受験するきっかけとなったのは、高校三年生の時、卓球部の監督に自己推薦入試という入試制度で早稲田大学にチャレンジできるという話を聞いた事でした。私自身卓球の成績もそれほどなく、学業の面でも特別に力があるわけではなかったのでリスクの高い受験だという事は十分に理解していました。ですが、実際に早稲田大学のキャンパスを見に行って説明を受けたり、早稲田大学卓球部の先輩方の話を聞いたりしていくうちに早稲田大学に何としても合格したいという気持ちが強くなり受験を決意しました。

本格的に受験に向けて準備を始めたのが三年生の最後のインターハイが終わってからでした。まずは一次の書類審査に合格するために資格を取るための勉強を中心に始めました。そして資格を取ってから二次試験の小論文、面接の準備を同時進行で取り掛かりました。小論文は最初に書き方の基礎を徹底的に勉強し、後はとにかく過去問を解きました。そして国語科の先生に細かく添削をして頂き、修正しては過去問を解く、の繰り返しでした。あとは時事問題に関する事がテーマとして出題されても大丈夫なように空き時間を見つけてとにかく新聞を読むようにしました。面接に関しては自信があったため、あまり時間を費やしませんでした。どちらかと言えば話すことより姿勢や正しい入退室の仕方などに時間を使いました。それは中高での部活動や生徒会活動で、たくさんの人とコミュニケーションをとってきた事で自然に養われていった事だと感じています。私は高校で生徒会長を務めていました。その経験は色々な面で役立ったなと自負しています。

受験の一週間前くらいに普段あまり関わりの少なかった先生にお願いをして、面接練習をして頂きました。そこではとにかくアドリブでいかに上手く話ができるかというのを意識していました。そして受験対策の最後の総仕上げとして、小論文は練習でのミスを同じようにやってしまわないように今まで解いてきた問題を読み返すようにしました。面接では歩く姿勢やドアの開け方など細かい確認をしました。受験当日は緊張のあまり練習してきた事が上手く出せるか不安な面もありましたが、開き直った気持ちで受験に臨んだ結果、無事に合格する事ができました。これは顧問の先生をはじめとするたくさんの先生方、そして暖かく見守り、応援し続けてくれた家族や友人の力があったからこそだと思います。

合格した時はほっとする気持ちと、ここからがスタートだという気持ちの両方が混合していました。入学してただ卒業して終わりでは意味がありません。常に目標や夢を持って、有意義な学生生活を送れるように頑張っていきたいです。そしてこれからも卓球や勉強、そして何より人間として更に成長できるように日々精進していきます。

【自己推薦入試とは?】