坂本新之介 社会科学部 【平成30年入学】
出身校:岡山県・関西高校
私は岡山県の私立関西高等学校から自己推薦入試で早稲田大学社会科学部に入学しました。しかし私は高校二年の時までは関西地方の大学にスポーツ推薦で進学するつもりでした。早稲田大学の受験を決意したきっかけは、高校三年生への進級直前の全国高等学校選抜大会の会場で早稲田大学の入試担当の方に受験を勧めていただいた事です。それ以降も高校の監督をはじめ周囲の人からも勧められましたが、当初の自分の考えとしてはリスクを冒してまで受験する必要はないと考えていました。しかし悩んでいるうちに早稲田大学に入学することを諦めてスポーツ推薦で関西地方の大学に進学することは妥協案なのではないかと考えるようになりました。このような経緯から結果的に早稲田大学を受験する事を決意しましたが、とりあえずは最後インターハイが終わるまで卓球に尽力しました。そして引退してすぐに受験勉強に取り掛かりましたが、高校もスポーツ推薦で進学した私に受験を切り抜けられる自信はなく、すぐに小論文専門の塾に通い始めました。その塾で毎日小論文の対策と志望理由書の作成を行い、漸進的に小論文等のノウハウを習得していきました。
毎日の反復的な学習を経て自分なりに万全な状況で受験に向かいましたが、早稲田大学を受験すると同時に滑り止めとして併願していた大学には全て落ちてしまいました。自己推薦入試の厳しさに直面し、精神的にも状況としても最悪でしたが、併願していた大学での受験から経験を得ているはずだと前向きに考え、開き直って最後の受験に挑みました。私は社会科学部のみの受験で不安な気持ちはとても大きかったのですが、最終的には自分の辛かった思いも実を結び、晴れて早稲田大学社会科学部に合格する事ができました。この合格の裏には、まずリスクの高い道を選んだ自分を全力でサポートしてくれた両親、受験に出発する前日まで熱心な指導をしたくださった塾の先生や、二次試験前日に大学で面接の指導をしてくださった早稲田大学卓球部関係者の方々など、様々なサポート環境に恵まれた事が大きな要因であると感じています。
早稲田大学に入学してからは高水準な学習環境と全国的にもレベルの高い部活動の双方から刺激を受け、本当に充実した生活を送る事ができています。これからも文武両道を念頭に置き、生活していきたいです。