【センター試験利用入試】 泉凱仁

泉凱仁 スポーツ科学部 【平成27年入学】
出身校:秋田県立秋田高等学校

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私が通っていた高校は県内での進学校でした。そのため、私は文武両道を目標に日々の生活に励んでいましたが、その中でも部活動中心の生活でした。学校の規定練習は2時間ほどしかなく、その後は自主練習に多く取り組んでいました。私が早稲田大学に入学したいと思ったのは1年生の冬でした。理由は文武両道であり、よりレベルの高い関東で卓球がしたいという思いが強かったからです。最後の夏の大会では県優勝、インターハイ出場という成績を残すことができました。

私が受験したのは、自己推薦入試(1次試験:書類審査、2次試験:面接、小論文)、センター試験利用入試(配点はセンター試験400点、競技歴200点)の2つでした。この2つの方式を見比べたところ、私の最高競技実績はそれほど良くなく、引退してからあまり対策の時間が無かったため、自己推薦入試はだめでもともと、という気持ちでのぞみました。案の定、残念な結果となりましたが、それほど精神的なダメージはありませんでした。そのため、すぐにセンター試験の入試対策に取り組むことができました。自分としては、この形式なら可能性があると思っていました。また、実際には受験していませんが、一般入試の対策もしました。私大の入試はマーク形式が多いため、センター試験の対策と同時に一般入試の対策にもなります。そのため、徹底的にマーク演習を何度も何度も繰り返しました。マークは慣れの部分も成績に影響が出ると思います。しかし、3年生の秋から冬にかけて、模試などの結果はずっと悪いままでした。このままで合格することができるのか、そんな焦りと不安の感情に駆られることも多々ありました。そんな中、「早稲田で卓球がしたい」という気持ちがいつも自分に刺激を与えてくれました。試験本番は覚悟が決まっていたので、それほど緊張することはなく、試験に集中することができたと思います。結果、無事に憧れの早稲田大学に合格することができました。1年生の時から細かい空き時間を使って勉強していたので、その積み重ねが実ったのではないかと思います。また、私がどんな状況下であっても応援してくださった両親や先生、受験する際に協力してくださった早稲田大学卓球部の先輩方に非常に感謝しています。

実際に卓球部に入部して、全体的なレベルの高さに驚かされました。しかし、私のように実績がない人でも、部員の皆さんは受け入れてくれました。現在は、チームの雰囲気にも慣れ、新たな発見とともに日々の成長を実感しています。