須黒允子 政治経済学部 【平成29年入学】
出身校:東京都・早稲田実業学校高等部
私は、両親が早稲田大学卓球部のOB、OGだった事もあり、小学1年生から卓球を始め、漠然とではありますが、将来は早稲田大学の卓球部に入部したいと思っていました。
私が中学校に上がるとき、3つ上の姉が早稲田実業(以下、早実)の高等部にスポーツ推薦入試で合格し入学しました。早実に入学するとほとんどの生徒が大学受験なしで早稲田大学に進学する事ができます。姉から高校生活についての話を聞いたり、姉の試合を応援しに行ったりしているうちに私も早実に入学したいと思うようになりました。
早実のスポーツ推薦入試は小論文、面接、部活動の戦績、出身中学校の内申書、出身中学校の校長からの推薦書を総合的に判断して合格者を決定します。私は、県大会ではベスト4以上を維持し、関東大会や全国大会にも出場していたので部活動の戦績に不安はありませんでした。また日頃の授業に積極的に参加したり、定期試験で高得点を取ったりする事以外にも文化祭の合唱コンクールで3年間伴奏者を務めたり、生徒会の役員になったりとできる事は全てやったので内申点にも自信がありました。小論文と面接の練習を始めたのは受験の1か月前からでしたが、受験の直前に全日本選手権があったので、卓球の練習と並行しての準備になってしまい、小論文と面接には不安を抱えたまま当日を迎えてしまいましたが、無事合格する事ができました。
早実は大学受験がない分,定期試験の結果が進学する学部の決定に大きく影響します。また、政治経済学部に入学するためにはTOEFL ITPで480点以上を取ることが必須条件だったので、学校の勉強以外にTOEFLの勉強にも力を入れていました。3年間文武両道に励んだ結果、卓球では目標にしていた全日本選手権出場,学業では政治経済学部入学の内定を獲得する事ができました。
高校時代から早稲田大学にお邪魔して一緒に練習していただく機会が何度もあり、その度に憧れが増していく一方で自分が4年間続けられるのかという不安も大きくなっていき、いざ入部するかどうかの決断を迫られたときはとても悩みました。その時に入部を後押ししてくれた家族や先輩方には本当に感謝しています。今では大学生活にも慣れ、文武両道を目指して勉強にも卓球にも思いきり打ち込めています。人間的にも卓球の実力も日々成長できるので、卓球部に入部してよかったと思っています。